IRONMAN チャイナ レースレポート

所属 VIKING長崎・健康工房

池形 成信

期 日  2009419

場 所  中国 海南島

結 果  プロ5/31人    タイム95955 スイム49:03 バイク5:07:57 ラン3:57:57


今回、2レース目となるアイアンマンは、チャイナを選んだ。

マレーシアで、暑さと日焼けの下地が出来ていることと、昨年度のリザルトをみると、暑さでタイムが悪
い人が多く、この環境ならスピード勝負ではなく、暑さ勝負に持ち込めるレースで、世界選手権の権利獲得
を狙いたかった。中国のアイアンマンとは言っても、中国の選手はほとんどいない。賞金を求めた海外
プロの選手が、多く集まってきていた。


スイム

川で泳ぐ。水が濁り、入水した手がみえないほどである。タイムは49分台と予定より良かった。


バイク

調子が上がらず、次々と抜かれる。諦めたら終わりだと、自分自身に言い聞かせながら黙々と踏み込
む。想像以上に暑く、気温が何度かわからない。ただ、給水ポイントが少ないのが気になっていた。

案の定、前半飛ばした選手は脱水症状で後半失速してきている。いつもバイク後半で追いつかれる、
韓国のパク選手にもバイクで追いつかれずに済んだ。


ラン

 40を超えるレースで、給水が大きなポイントとなる。どうやら順位は10位程を走っているようだ。トップ
の選手は、世界中のトライアスリートで一番賞金を稼いでいるといわれている選手。さすがに強く、全く勝
負できるラインではない。2位以降はダンゴ状態で、誰が2位に食い込んでもおかしくない状況であった。

 しかしこの暑さで、欲を出した選手は潰れはじめている。1kmを6分近くで走っている私ですら、他のプ
ロ選手を抜いていくのである。

 結局パク選手には、ラスト2kmで抜かれてしまった。お金の話になってしまうが、プロ選手の賞金は一つ
順位が下がると、10万円〜20万円は落ちる。


総評

 予定より1時間タイムが悪かったが、順位はよかったのでよしとしたい。

 本来は、この時期にアイアンマンで10割の力を出してしまうと、回復に数ヶ月かかるため、9割程度に抑
えたかったが、レースの展開により、予想外に全力を出すこととなった。このレース以降、精神的にも肉体
的にも疲労困憊で、回復には数ヶ月かかるだろう。

 しかし幸い、この時期にプロで世界選手権の権利をとれたことで、次のピークは10月のハワイに標準を
絞ることが出来た。

 残り半年、レースをうまくトレーニングに置き換え、ハワイに向けカラダ作りをしたい。